AIは、事業についてのメモをSWOTの4つの観点に整理し、検討する項目の下書きを作るのに役立ちます。ただし、生成した項目が市場の最新事情や自社の実態に合っているとは限りません。根拠のある情報と仮説を書き分けながら使いましょう。

AIに任せられる作業と、人が判断すること
SWOT分析では、自社の内部要因を強み・弱み、外部要因を機会・脅威に分けます。AIには、入力した文章の要約、分類の候補、確認すべき問いを提案させられます。
一方、自社だけが持つ能力か、競合にも共通する条件かという判断には、実際の情報が必要です。AIを使っても思い込みや誤りは残るため、説明の自然さだけで採用してはいけません。AIが資料を自動収集した、最新データを調べたと推測せず、使った情報を確認します。
入力する資料と条件をそろえる
事業の対象顧客、提供する商品やサービス、対象地域、検討する期間を明記します。売上や顧客の反応については、利用できる記録の範囲だけを渡してください。資料の日付と出所を添えると、古い情報の混入に気づきやすくなります。
プロンプト例:「国内の小規模製造業向けに在庫管理サービスを提供しています。以下の顧客インタビューと製品機能のメモを、強み・弱み・機会・脅威に整理してください。入力にない数字は作らず、根拠が足りない項目には『確認が必要』と記してください。」
Boardmixで作成する3ステップ
1. テーマと資料から下書きを作る
BoardmixのAI機能でSWOT分析を選び、テーマと整理した資料を入力します。項目が多すぎる場合は、各象限に重要な候補を数個ずつ出すよう依頼すると比較しやすくなります。生成時間や内容は入力と利用環境によって変わります。
2. 項目を根拠と照らし合わせる
「知名度が高い」「市場が成長している」などの表現には、どの顧客層や地域についての話かを加えます。市場データや顧客記録をボードに並べ、確認済みの項目と未検証の候補を分けてください。AIに再度質問するだけで、出典の確認を済ませたことにはなりません。
3. チームで優先順位を決めて共有する
営業、開発、運用などの担当者と同じボードを見ながら、内容を修正します。決めた施策には担当者と期限を記入し、未解決の論点は残しておきます。共有リンクや書き出しを使うときは、相手の権限と利用中のプランの条件を確認してください。AIの利用量はクレジットなどの条件があるため、Boardmixの料金プランで確認できます。
クロスSWOTで施策の候補を考える
強みと機会を組み合わせて「既存顧客への導入支援の経験を、新しい業種にも活かせるか」と考えるなど、項目同士の関係を検討します。弱みと脅威の組み合わせなら、対応が遅れた場合の影響と、先に取り組める対策を整理しましょう。
AIには複数の施策案を出させられますが、実行する案は予算、担当者、顧客の反応を踏まえて選びます。SWOT表を完成させることよりも、次に何を確かめるべきかが分かる状態にすることが大切です。