ビジネスにおいてチームワークは非常に重要な要素です。しかしオンラインやリモートワークが一般化した現代において、チーム内のコミュニケーションをはかることすら難しくあります。特にチームをまとめる責任者の立場であれば、頭が痛いのではないでしょうか。
本記事では、そんなチームワークを高めるために効果的な「チームビルディング」の進め方、簡単にできるチームビルディングゲームなどについてご説明します。
1. チームビルディングとは?
ビジネスシーンでは、複数人のチームで職務にあたる場面が多々見られます。チームで活動する際、メンバーがそれぞれの力を最大限に発揮することで、より大きな成果を勝ち取れるでしょう。
そのようなチームを作り上げるために、「チームビルディング」が効果的です。チームビルディングは、主にゲームやワークショップなどを行い、メンバー間の関係性を向上させる狙いがあります。
2. チームビルディングの重要性
業務を遂行する上で個人能力の高さは重要です。しかし、より複雑で多様化の進むビジネスの世界において、一人の力でできることは限られています。どれほど能力が高く優秀な人材であっても、個人の力量のみに頼っていては効率的とは言えません。リスクマネジメントの面においてもデメリットが高いと言えます。また、ただ大人数なだけでまとまりがなければ、チームで取り組む意味もありません。
より効率よく、より大きな成果をあげるためにも、個々の能力を発揮しうる環境づくりが必須になります。そして、その環境づくりの一環としてチームビルディングが注目されているのです。
3. オンラインチームビルディング研修
誰もが参加できるゲームを通して、チーム内で目標達成のために協力し合い、各々の連携やチームワークを養う研修です。研修には様々な形式があり、参加者の目的や状況などにあわせて行われます。
4. オンラインチームビルディングゲーム8選
チームワークを高めるチームビルディング。その中で、ネット社会に適したチーム向けのゲームやレクリエーションをご紹介します。
4.1 好きなものを紹介
チームワークを向上させるために、お互いを知ることはとても大切です。特に出会って間もない間柄であれば、世間話だけではなく少し踏み込んだ会話をゲーム感覚で体感してみましょう。
互いに好きなものを紹介しあうことは、参加者やシチュエーションを選ばず、どのようなチームでも楽しめます。更にプレゼンテーション能力を養うにも最適です。
オンラインでもビデオ通話やチャット、メールなどを利用し、自分の好きなものを共有しながらリアルタイムで紹介できます。互いの内面が少し見えるだけで距離が近づき、円滑なコミュニケーションが可能となるでしょう。
4.2 チームで借り物競争
好きなものを紹介するゲームと類似しますが、更にメンバー間の距離を縮め、連携を高めたい時には借り物競争がお勧めです。
借り物競争は大きく分けて2種類あります。ヒントに該当するものを持ち寄るゲームと該当する人物を探し当てるゲームです。物であれば周囲に存在する物品、人であればチームビルディングに参加している人の中から回答することになります。
【一例】
・万年筆。
・ペット用品。
・頭に「あ」のつく固い物。
・最近、海外へ行った人。
・兄弟が2人以上いる人。
・朝食を食べていない人。
その人の持ち物や背景が見えることで、互いに親近感が生まれコミュニケーションの向上にもつながることでしょう。様々な題目を出せば、それだけ共通点を発見できるかもしれません。
4.3「太陽に最も近い」ゲーム
「太陽に最も近い」ゲームは、質疑応答を繰り返すことで相手の考え方を知ることができます。
上記のような図を用意し、参加者は図の上部に掛かれた質問(〇〇〇など)に対し同意できるほど中央の丸(太陽)に近い場所をチェックします。逆に同意できなければ外側にチェックを入れます。名前を記入したデジタル付箋などを置くと良いでしょう。
4.4 バーチャルミーティング
在宅勤務やリモートワークが一般化する中、同じプロジェクトに参加しているメンバーでも直接会うことは少なく、長期間一人で業務に向かわなければならないこともあるでしょう。
そんな時はZoomやSkypeなどを利用し、業務中だけではなく、休憩中や業務後などにオンラインで集まり、気楽に食事などを楽しんでみましょう。
4.5 チームのペット組織図
チームのメンバーがペットを飼っているなら、ペットの写真を共有し、組織図に追加してみましょう。それだけで場が和み、ペットを飼っている人同士親近感が湧き、円滑なコミュニケーションがはかれます。
「猫パンチ部長」「首輪専門モデル〇〇」など、独自の役職名をつけてみるのも良いかも知れません。メンバー同士のことを改めて見つめ直す良いきっかけとなるでしょう。
4.6 デジタルツアー
リモートワークが続き、外出する機会が減ると、気持ちが閉鎖的になってしまいがちです。そんな時には、参加者それぞれの故郷や思い出の旅行先などをオンラインで紹介してみましょう。旅行気分を味わうことでストレスを軽減し、メンバー間の交流としても役立ちます。
有名な観光地も良いですが、自分だけが知っている地元の穴場スポットなどを紹介するとより共感を持ってもらえるかもしれません。
4.7 オンラインエクササイズ
デスクワークが長時間に及ぶと体に負担がかかり、ストレスにもなります。ちょっとしたストレッチやヨガなどの動画を利用し、エクササイズを行ってみましょう。動画サイトに投稿されたものをメンバー間で共有すれば、リアルタイムで同じエクササイズを楽しめます。
業務開始前や休憩時間などのタイミングで行うと良いでしょう。
4.8 テレワークビンゴ
リアルタイムで参加しなくても楽しめるチームビルディングもあります。例えば日常で行える課題を決め、それらを使ったビンゴを作成します。業務に関わることでも、プライベートでも構いません。日々の生活の中でビンゴを達成していき、定例会などで発表します。チームで最初の達成者へ送るプレゼントを用意するのも良いでしょう。
日常にアクティビティ要素を取り入れると、自然とチームとしての意識を持つことができます。
5. オンラインチームビルディングならboardmix
boardmixは、マインドマップ、フローチャートなど様々なツールを統合した共有可能なホワイトボードです。リアルタイムでオンラインチームビルディングを行うには、まさしく最適なツールと言えるでしょう。チャットボックスによる交流やタイマー機能はゲームにも幅広く活用できます。
boardmixアイスブレイクテンプレートを活用
アイスブレイクは、業務前などに参加者をリラックスさせる自己紹介やゲームです。緊張した空気を氷に例え、それを壊すことから、「アイスブレイク」と呼ばれています。boardmixにはアイスブレイクで活用できるテンプレートが豊富です。
上記はアイスブレイク用のテンプレートですが、他にもビンゴで活用できるもの、
ペット組織図で活用できるテンプレートなども揃っています。
リアルタイムで情報を共有できる利点を生かし、アイスブレイクを活用してみてください。
まとめ
チームビルディングは一見ただのレクリエーションのように見えるかもしれません。しかし、現代社会のビジネスの場でコミュニケーションを養うことができる重要な要素が豊富に存在します。急速に、そして多彩に変化するビジネスシーンを乗り切るため、チームビルディングを採用してみてはいかがでしょうか。