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あおい
あおい

投稿日 Sep 24, 2024, 更新日 Sep 24, 2024

ネットワークの構成は多岐に渡り、中には非常に複雑な物も存在します。構成を視覚化し、管理やトラブルシューティングに役立てられないものでしょうか?そんな時に効果的なのが、ネットワーク構成図です。

本記事では、ネットワーク構成図の意味、種類やネットワーク構成図の書き方、無料の制作ツールを順に紹介します。

ネットワーク構成図とは

1. ネットワーク構成図とは?

ネットワーク構成図とは、コンピュータや電気通信などのネットワークを視覚化したものを指します。ネットワークにおけるさまざまな構成要素や相互関係を示しており、視覚的に捉えて構成を把握・共有することが可能となります。

一言でネットワークと言っても、個人で扱う単純なものから企業など大きな規模で利用される複雑なものまで、さまざまな構成図が存在します。その一例として、LANネットワーク、ホームネットワーク、ワイヤレスネットワークなどが該当します。

ネットワーク構成図は物理と論理の2種類に分けられます。

物理構成図はネットワークを構成する機器の物理的レイアウトを示し、ハードウェアやケーブルなどが該当します。論理構成図は物理的な配線形態は意識せず、情報の流れなどを視覚化したものであり、どのルータにどのネットワークが接続されているかがわかるようにしたものなどが該当します。

2. ネットワーク構成図を使用する目的

ネットワーク構成図の目的

ネットワーク構成図を利用すると、システムやプロジェクト、タスクの管理などの把握や、分析が可能となります。

ネットワーク構成図の使用目的として、下記のような例が挙げられます。

  • ユーザーにネットワークの変更を提案する場合。
  • ネットワークの構成や危機を管理したい場合。
  • 既存のネットワークを更新する場合。
  • ネットワーク上で発生したエラーを解決したい場合。
  • プロジェクトの流れや概要を説明したい場合。
  • さまざまなネットワークの構造設計を行う場合。
  • システムやプロジェクト内におけるタスクの優先度の設定。

3. ネットワーク構成図の種類

ネットワーク構成図にはベースとなる数種類のパターンがあります。これらの構成はトポロジーとも言われます。

3.1 バス型(バックボーン型、リニア型、イーサネット型)

バス型のネットワーク構成図

すべてのノード(ネットワーク機器)をシンプルに接続した構成をバス型と呼びます。メインとなる中央のケーブルに複数のノードが繋がる形です。

バス型の構成は比較的単純で把握も容易です。しかし大きなデメリットとして、中央バスにトラブルが発生すると、全てのネットワークが影響を受け、通信が不可能となってしまう恐れがあります。

3.2 リング型

リング型のネットワーク構成図

リング型はその名が表すように環状に接続されたノード構成が特徴です。情報の送信はリングを通して行われます。

デメリットはバス型と同様で、1つのノードに障害が発生するとネットワーク全体に影響を及ぼしてしまう点です。

バス型ネットワークより優れた動作を発揮でき、トポロジーのなかでは、ネットワーク機器の追加や削除といった再構成がもっとも行いやすいのが大きなメリットです。

3.3 スター型

スター型のネットワーク構成図

スター型は多くのシチュエーションで利用される構成です。ノードが中央ハブやスイッチに接続され、すべての情報がそこを通過します。

スター型は、中央のハブに接続されている各ケーブルが独立しており、各ノードに障害が発生した場合でもネットワーク全体には影響しません。ゆえに障害が発生した際は、それぞれのノードを修復することで対応できます。

スター型はバス型やリング型よりもネットワーク全体の信頼性が保たれています。しかし、中央ハブに障害が発生するとネットワーク全体が停止してしまいます。

3.4 メッシュ型

メッシュ型のネットワーク構成図

メッシュ型にはフルメッシュ型とパーシャル(部分的)メッシュ型の2種類があります。

フルメッシュ型の場合、各ノードは最低一つは他のノードに直接接続されています。パーシャルメッシュ型の場合、部分的という言葉が示すように最も相互利用するノード同士に限り接続されています。

3.5 ツリー型

ツリー型のネットワーク構成図

ツリー型はバス型とスター型(またはメッシュ型)を組み合わせた形です。その名が示すように、枝分かれする形でネットワークが伸びています。

4. ネットワーク構成図の書き方

ネットワーク構成図の書き方

システム図はわかりやすく視覚化することがもっとも重要であり、それはネットワーク構成図においても同様です。

この項目ではわかりやすい構成図を作成するための要点を押さえながら、ネットワーク構成図の作成手順について解説致します。

4.1 目的を明確にする

多くのシステム図に共通することですが、わかりやすい図を制作するためには、如何にシンプルな表現ができるかが重要です。そこでポイントとなるのは「必要な情報だけを記載する」ことです。情報過多になれば、おのずと構成図も複雑になり、わかりやすさとはかけ離れたものになってしまいます。

必要な情報だけを抜き出すため、まずネットワーク構成図の目的を明確にします。目的が明確になれば、最適なトポロジーの選択やノードの配置が可能となるでしょう。物理と論理の二つに分けて構成図を作成するのも効果的です。

4.2 専用ツールを使用する

ネットワーク構成図を作成するには、表計算ツールやプレゼンテーションツール、専用ツールなどを使用します。簡易的なネットワーク構成図であれば、表計算ツールでも充分に作成できます。しかし、複雑なものほど専用のツールを用いたほうが、より効率的に完成度の高いネットワーク構成図を作成できます。

ネットワーク構成図に限らず、不慣れな内は作成中に何度も修正や変更を繰り返す可能性があります。そのため、如何に使い勝手の良いツールを選択するかも、システム図の作成には大切な要素となります。

4.3 必要なノードをマップ上に配置する

構成上必要なノードをリストアップします。あらかじめ目的が明確にされていれば、適切なノードを選択することができるでしょう。

マップにノードを配置したら、互いの流れを考慮しながら線で結びます。その際、できる限り線が交差しないように注意して下さい。必要以上に交差すると、図が複雑に見えてしまいます。またアイコンの距離感なども意識すると、よりわかりやすい構成図になります。

5. ネットワーク構成図ツールboardmix

ネットワーク構成図作成ツール

無料トライアル

boardmixは、マインドマップ、フローチャートなどの様々なツールを統合したオンライン・コラボレーションホワイトボードです。

以下に、boardmixを使用したネットワーク構成図作成の手順を説明します。

  • まずはboardmix登録し新規のホワイトボードを用意します。

ネットワーク構成図の作成手順1

  • そして、構成にあわせたノード(アイコン)を配置します。

ネットワーク構成図の作成手順2

  • 最後に各ノードを接続します。

ネットワーク構成図の作成手順3

ネットワーク構成図作成にboardmixを選ぶ理由

boardmixは登録無料で、初心者でも気軽に利用できます。最大の特徴は、オンラインで構成図を同時に共有できる点です。共有しながらリアルタイムで編集も可能なため、急な変更にも臨機応変な対応が可能となります。

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まとめ

ネットワーク構成図は、その特性上ハードウェアとソフトウェアに大別できますが、いずれも視覚化することで、より円滑なシステム管理が可能となります。規模が大きくなればなるほど複雑化するネットワークの管理に、ぜひboardmixで構成図を作成し活用してみてください。

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