あおい
決定木分析（ディシジョンツリー）を活用することで、今まで以上にユーザーの行動分析を可能とし、コンバージョン率を高めてくれます。決定木分析について理解を深めることで、あなたのビジネスをさらに成功へと導いてくれます。
本記事では、決定木分析を知らない方でも、わかりやすくキャプチャ付きで解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 決定木分析とは
決定木分析とは、ツリー状に予測や検証をする分析方法です。各設問に対してのYES、NOで枝分かれしており、視覚的にわかりやすい構図となっています。
例えば、以下の図のような形で表現されています。
上記の図のように、一つの設問からYES、NOで枝分かれしていきます。ユーザーの購買情報やアンケート結果に応用でき、ケースバイケースで行動や心理状況を分析することが可能です。決定木分析は、機械学習や統計、マーケティングなど、幅広い分野で活用されています。
1.1決定木分析と回帰分析の違い
決定木分析は、回帰分析とどのような違いがあるのか、以下に解説していきます。わかりやすく両者の分析方法は以下のとおりです。
- 決定木分析 YES、NO
- 回帰分析 y=ax+b
決定木分析が2択のシンプルな分析方法となり、回帰分析は仮定のもとで予測式を用いて分析をおこないます。活用される場面はよく似ていますが、本質は異なることを理解しておくと良いでしょう。
2. 決定木分析の3つのメリット
決定木分析を活用することで、得られるメリットについて解説していきます。メリットについて知っておくことで、決定木分析について理解を深めることにつながります。
以下に紹介する3つの内容を参考にして、決定木分析への理解を深めていきましょう。
2.1 データが可視化できる
決定木分析では、設問（値）からYES、NOで枝分かれしていく図形となっています。
図を見ることで、必要なデータが数値としてすぐに判別することが可能です。データの可視化ができることで、他のメンバーとの共有化を図ることができ、作業効率が大幅に改善されます。
決定木分析を活用すれば、データを図解で表すことができるので、エビデンスとして活用することも可能です。
2.2 結果がわかりやすい
決定木分析では、図でデータを表すことができ、必要な結果をすぐに取りだすことができます。また、YES、NOで枝分かれしているので、図を見るだけで誰でもすぐに判別することができます。
そのため、分析をおこなう際に、結果が判別しやすいので、指示や判断までに要する時間を短縮でき、スピーディーに物事を解決に導くことが可能です。
2.3 掛かる工数が少ない
決定木分析では、分析するまでの工数が少なく、時間のロスやコストの削減につながります。
複雑なデータを図に表現する場合、他のメンバーが理解するまでに時間が掛かってしまいます。しかし、決定木分析では、YES、NOでのデータ判別をおこない、煩雑化された情報をわかりやすくまとめることが可能です。
そのため、決定木分析を活用することで、分析や情報共有するまでの工数を減らすことができ、無駄な時間やコストを掛けずに分析できます。
3. 決定木分析の活用事例
決定木分析について理解したところで、実際の活用事例を紹介していきます。
活用事例を参考にすることで、より具体的に決定木分析の活用方法を理解することができます。活用事例としては、以下のとおりです。
- 顧客の属性や購買行動から潜在的な顧客セグメンテーションを行う
- 企業の製品を購入する顧客を予測する
- サービスの質を評価する ・商品を購入する人物の生活スタイルを分析する
- 市場の有望な顧客を特定する
- 商品の購買意欲を予測する ・販売促進活動の効果を評価する
- チャネル戦略の効果を評価する
- 広告キャンペーンの効果を評価する
- 他の販売チャネルへの有望な顧客を特定する
- マーケティングキャンペーンの効果を評価する
- 新しい商品を購入する可能性の高い顧客を特定する
- 購買履歴から積極的な顧客を予測する
- 未購買顧客の購買意欲を予測する
- ウェブサイトの訪問者から有望な顧客を特定する
- 顧客の購買行動を分析して、購買傾向を予測する
- 顧客の行動パターンを分析して、顧客のニーズを特定する
上記の活用事例のように、決定木分析は多くの活用方法があります。1つでも当てはまる内容があれば、ぜひ決定木分析を活用してみてください。
4. 決定木分析の作り方・やり方（キャプチャ付き）
決定木分析の活用方法について理解したところで、実際に作り方・やり方をキャプチャ付きで解説していきます。解説を参考にすれば、誰でも簡単に決定木分析を作成することが可能です。
- 最初に決定木分析をおこなう「テーマ」を決めていきます。テーマでは、何を仮説検証すべきかを考えて決定すると良いです。
- テーマが決定した後に、以下の図のように各設問を考え、設置していきます。
- 次に設問に対して、YES、NOに対してのアクションを書きだし、派生させていきます。以下の図のような形にしていくと良いです。
決定木分析では、このようにして図を作成し、分析をおこなっていきます。とてもシンプルな設計なので、誰でも簡単に作成することが可能です。
5. 決定木分析を作成できる無料ツール
決定木分析を作るために一から作成するのではなく、無料ツールを活用すると良いです。ツールを活用することで、作成時間の短縮につながり、業務効率が大きく改善されます。
以下に紹介する無料ツールを活用し、ぜひ決定木分析をおこなってみてください。
5.1 boardmix
決定木分析を誰でも簡単に作成できるツールとして、boardmixがあります。boardmixでは、多彩なテンプレートやアイコンを実装しており、あなたのビジネスをサポートしてくれます。
そんなboardmixの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 無料で始められる
- オンライン上で完結できる
- 共有化・共同編集が可能
boardmixでは、他のツールと比べて操作性もわかりやすく、直感的動作が可能となっています。また、無料とは思えないほどの機能性が充実しており、ユーザーを飽きさせません。機能性については以下に解説していきます。
5.2 Boardmixの機能性
boardmixでは、多くの機能性を実装しており、さまざまなビジネスシーンに対応できるよう開発されています。
- 各種ファイルでエクスポートできる
- 他のツールとの互換性が高い
- 多彩なテンプレート・アイコンがある
- テンプレートは以下の図のように豊富に取り揃えています。
boardmixを活用すれば、さまざまなビジネスシーンに合わせてテンプレートを活用し、効率的で効果的な分析図を作成することができます。
6.まとめ
決定木分析では、仮説を立ててユーザーの深層心理や行動分析をおこなうことができます。図はとてもシンプルなので、誰でも簡単に作成することが可能です。今回紹介したポイントを押さえて、決定木分析をおこない、ビジネスを成功へと導いていきましょう。本記事で解説した作成方法や活用方法を参考にboardmixを活用して、ぜひ決定木分析を作成してみてはいかがでしょうか？
