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あおい
あおい

投稿日 Sep 24, 2024, 更新日 Sep 24, 2024

就職活動はいつの時代も一筋縄では行きません。「不景気」「就職難」が毎年のように叫ばれる中、自分を見つめ直し、相手に自分をアピールすることが大切です。

今回は、採用側にも注目され始めているSTAR面接について解説します。

1. STAR面接(行動面接)とは

就職活動 履歴書

STAR面接とは採用担当者が応募者に対して、問題が発生した場合の具体的な行動を問う面接方法です。どんな場面で、どんな状況で、どんな理由でその行動に至ったのか。質問によっては、結果のみではなく思考パターンまでも把握することが可能です。

1.1 STAR面接のメリット

STAR面接では応募者が過去に取った行動から、より具体的な人物像をイメージすることが可能で、採用後のミスマッチを防ぐことができます。GoogleやAmazonなどの世界的な大企業でも導入されている採用方法で、これからのスタンダードになり得る可能性があります。しかしSTAR面接を導入する際には、採用する側がSTAR面接の特性や質問方法などを学んで充分に理解しておくことが必要です。

1.2 STAR面接の導入目的

STAR面接を導入すると、主に採用後のミスマッチ防止に効果を発揮します。

その主な理由として、以下の3つをあげることができます。

・応募者の価値観や人間性などの内面が把握できる

・応募者の本音を聞くことができる

・採用側が求める人材であるかを正確に判断できる

従来の面接方法に比べて、特に応募者の内面性を具体的に把握することに長けています。

2.STAR面接の質問例

STAR面接(行動面接)とは

STAR質問は、状況質問、課題質問、行動質問、結果質問の4つに分類されます。それぞれの具体的な質問例を紹介しましょう。

2.1 状況質問(Situation)

状況質問は、応募者が過去に置かれていた状況や背景を確認する質問です。応募者が過去の職場でどんな立場にあり、どのような状況で行動に至ったのかを知ることができます。どんな行動も、その背景を知らなければ応募者がいかなる思考パターンで結論に至ったのか正確に把握することはできません。以降の質問をより意義のある物とするため、応募者の状況を確認するための質問は必須となります。

  • 質問例

アナタは前職でどのようなポジションにいましたか?

職場の規模はどのくらいでしたか?

どんな時に達成感を感じましたか?

2.2 課題質問(Task)

課題質問とは、応募者が直面したトラブルなどの課題に対する質問です。課題が発生した場合に、応募者が過去にどのような対応を行い、課題の解決に取り組んでいたのかを知ることができます。

つまり決まったルーティンをこなすだけではなく、発生したトラブルを解決できる対応力を持った人材を探し出すことが可能となります。どれほどの予防策を張り巡らせていても、トラブルが絶対に起きないという職場は皆無でしょう。そんな中で対応力に優れている人材の確保は、企業にとっても大きな財産になります。課題質問は、そんな人材を見逃さないための重要な質問です。

  • 質問例

今まで経験したトラブルの中で、特に印象的なものを教えてください?

そのトラブルの原因は何ですか?

トラブル解決のため、どのような役割を担いましたか?

⁠2.3 行動質問(Action)

行動質問とは、応募者が具体的にどのような行動を取ったかの質問です。課題質問で示されたトラブルなどに対し、実際に行ったアクションを確認します。

採用側がトラブルのシチュエーションを提示し、それに対して予測される行動を問うことは従来の面接でもありましたが、応募者が体験した状況からの行動を確認することで、より応募者の思考や行動力などを具体的に知ることができます。課題質問と合わせて判断したい質問です。

  • 質問例

トラブルが発生した時、最優先した行動はなんですか?

トラブル解決のため、ご自身で対応策を立案されましたか?

トラブル発生から解決まで、具体的な行動を教えてください?

2.4 結果質問(Result)

結果質問とは、行動質問によってもたらされた結果に関する質問です。この場合の結果とは、ただ解決したというだけではなく、トラブルに直面し乗り越えたことを応募者自身がどのように活かしていたのかを確認します。ただ起きたことを解決するだけではなく、その事例を後の業務に活かすことができる人材であれば、企業にも獲得に大きなメリットがあると言えます。

  • 質問例

トラブル解決後、自身や職場にどのような変化がありましたか?

自身の行動に反省点はありますか?

効果的でなかった行動や、改善案はありますか?

3. 就職活動におけるboardmixの活用方法

就職活動における自己分析のツール

就活で大切なことは自己PR、それは自信をプレゼンすることです。履歴書のみならず、自己分析を含めた資料を提出すれば、より相手に自分をアピールすることができるでしょう。そんな資料作成に適したツールがboardmixです。

boardmixはクラウドを利用し、リアルタイムでの情報共有・共同作業を可能にしたツールです。多彩なテンプレートがあり、様々な状況に合わせ効果的な図を作成することができます。フレームワークを作成し、自己分析にも役立ちます。基本無料で使用できるため、初めての方でも安心して始めることができます。また、以下で解説するフレームワークの作成にも最適です。

3.1 STAR面接におけるフレームワークの活用方法

実際にSTARを行う際に利用できるフレームワークを、無料ツールboardmixを使用して説明します。

  • 新規のホワイトボードを登録します。

STAR面接におけるフレームワークの作成手順1

  • 適応しているテンプレートを選択します。

STAR面接におけるフレームワークのテンプレートを選択

  • 不要な文字列などを削除し、必要な枠を追加します。

STAR面接におけるフレームワークの作成手順2

  • 必要な文言や内容を記載します。

STAR面接におけるフレームワークのテンプレート

他にも枠線の色を変えるなどして図を整えれば、STAR面接で使用できるフレームの完成です。

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3.2 STARフレームワークを活用し自己PRの作成と確認

STARフレームワークは採用者側だけが活用する物ではなく、応募者が自身を見つめ直す際にも有効です。STARフレームワークによる自己分析を行うことで、面接時の自己PRなどに役立ちます。また自己PRに矛盾がないか、妥当性があるかを確認することもできます。

人によっては自分自身のことだからこそ上手く分析することができず、意図しないアピールをしてしまう可能性があります。STARワークフレームの結果を見直したり、または他人に確認して貰うことで、より効果的な自己PRを行えるようになります。

4. CARLフレームワーク

就活に使えるフレームワークはSTAR以外にもあり、その一つがCARLフレームワークです。

CARLとは、Challenge(挑戦)、Action(行動)、Result(結果)、Learning(学習)の四つからなります。

特に上手く行かなかった行動に関しては、STARフレームワークではなくCARLフレームワークを使用します。結果が伴わなかったというだけではなく、そこから何を学び、どう活かしたのかを伝えることで職務に対する姿勢をアピールすることができます。

5. PARフレームワーク

こちらもSTARフレームワーク同様に活用できるフレームワークです。

PARとはProblem(問題)、Action(行動)、Result(結果)の三つで構成されたフレームワークです。

PARフレームワークはSTARフレームワークよりも簡潔に、発生した事象に対しての行動と、それに伴う結果を伝えることができます。STAR、CARLと共に適宜活用しましょう。

まとめ

STAR面接は額面上の肩書きや成績だけではなく、個人の資質や考え方が如実に表れます。ゆえに相手が選ぶための材料となるだけではなく、自分が目指す職場に合っているかという判断にも役立ちます。質問例を参考に、ぜひ一度試してみてください。

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