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あおい
あおい

投稿日 Sep 24, 2024, 更新日 Sep 24, 2024

システム開発やビジネスシーンにおいて、同様の行程を繰り返す場面に出くわすことは珍しくないでしょう。
例えばその工程をそのままフローチャート図で視覚化しようとすると、フローチャート図全体がとてつもなく長くなってしまい、見づらくなります。そんな時に役立つのがフローチャートループです。

本記事では、フローチャートループのしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. フローチャートループとは?

フローチャートループ

システムの動作を観察すると、中には特定の項目を繰り返して処理しなければならない場面に出くわします。ループ処理とは、このように繰り返しが必要な処理のことを指し、またフローチャート図にループ処理を組み込んだものをフローチャートループと呼びます。

2. フローチャートにおけるループ・繰り返しの書き方

前述したように、ループとは「複数回の処理が必要となる項目」をいいます。

フローチャートループでは、一定の条件下で何度もループすることを表現できます。日々のビジネスシーンに置き換えると、顧客からのメールがあれば返信、無ければ次の業務へ移行。設備の点検で問題があれば修理、無ければ次の作業へ。このような流れが該当します。

本記事では、フローチャートループの書き方として以下の2つを解説します。

  • 「ループ記号」による繰り返しを視覚化
  • 「条件分岐記号」による繰り返しを視覚化

では2つの表現方法は具体的にどう違うのか。実際のチャート図を元に比較してみましょう。

2.1 その1: ループ記号を用いた表現方法

まず繰り返す工程を把握し、その工程における「開始」と「終了」を以下の記号を用いて表現します。まず開始記号には繰り返し行う「処理内容」を簡潔かつわかりやすく記載しましょう。前述の事例でいえば「メール返信業務」などです。次にループする終了条件を終了記号に「新規メール無し」と記載します。また中間には実際に行う作業を表記します。

【開始記号】

フローチャートループの開始記号

【終了記号】

フローチャートループの終了記号

上記の記号を作業の流れでループを表現すると、下記のようになります。

フローチャート繰り返し

ループ記号を用いて繰り返し作業を表現する場合、作業自体がシンプルであれば中間の「処理・作業」の記号(長方形)を省くことも可能です。しかし、簡略化しすぎると作業の見逃しやミスを誘発する恐れがあるので、可能な限り作業工程が明確になる表現が望ましいです。

2.2 その2: 条件分岐を活用した表現方法

二つ目に「条件分岐記号」を使ったフローチャートループをご紹介します。「条件分岐記号」とは、以下のひし形の図形のことで、記号内に「ループ処理」か「ループ処理の終了」かを選択するための条件を記入します。

【条件分岐記号】

フローチャートループの条件分岐記号

  • 条件分岐記号を利用したフローチャート

下記が一般的な条件分岐記号を利用したフローチャートの形になります。

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  • 条件分岐記号を使用して繰り返し業務を表現した場合

上記の条件分岐記号内に「YES」か「NO」で選択できる条件を記載し、「NO」であればループ、「YES」であれば次の処理(終了)へと向かうようにします。

  • ループ記号 or 条件分岐記号による繰り返し表現の使い分け

「こうでなければならない」という決まりはありませんが、繰り返す作業内容がシンプルであればループ記号、作業内容が複雑になる場合は条件分岐記号を用いるのが一般的です。条件分岐記号を用いることにより、ループ条件の把握が容易となります。

3. フローチャートでループを記載する際のポイント

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3.1 条件分岐記号は誰でも読み取りやすい

条件分岐記号は、普段フローチャートを利用しない人でも理解しやすい表現方法です。場合によっては技術者以外がフローチャートに接することもあるでしょう。

そのような場合、ループ記号を用いるよりも条件分岐記号を用いた図の方が、直感的に内容を把握しやすいのです。特に多くのメンバーが参加するプロジェクトの場合は、条件分岐記号を用いることをお勧めします。

3.2 繰り返し条件はシンプルでわかりやすく

フローチャートのループ処理でもっとも重要な部分は「繰り返し条件」です。この点が不明瞭な場合、結果的に作業が滞ってしまう可能性もあります。

そのため、どのような条件下でループ処理が終了するかを明確にし、明文化することが必要です。終了条件が明確化されていれば、ループ処理を繰り返す条件も明確になり、無駄なく正確な表現が可能となるのです。自分がわかれば大丈夫というだけではなく、誰が見ても同じ解釈ができる表現を目指しましょう。

4. フローチャート作成ツールならboardmix

フローチャート作成を考えた場合、excelやword、powerpointでも作成することは可能です。しかし、これらはフローチャートを作るために最適化されたものではないため、手間や時間がかかる上に表現にも限界があります。

より素早くわかりやすいフローチャートを作成するためには、専用ツールの導入が望ましいでしょう。この項では無料で使用可能なフローチャート作成ツール・boardmixのお勧めポイント3つをご紹介します。

フロー図ループ作成ツール

無料トライアル

4.1 無料で気軽に始められる

boardmixはネット上で展開するオンラインホワイトボードです。ネット環境さえあれば何時でも何処でもホワイトボードの利用が可能であり、リモートワーク等、直接出社しなくとも情報の提示や確認ができます。

また基本登録無料、ホワイトボードの使用も無制限のため、今までフローチャート作成ツールを使用したことがないという新規ユーザーにとっても、安心して始められるツールとなっています。

4.2 リアルタイムでの情報共有が可能

boardmixのオンラインホワイトボードでフローチャートを作成した場合、閲覧メンバーにリアルタイムで共有することが可能です。またチャット機能などを利用すれば、その場でチャートに対する意見や考察を提示し合えるため、より精度の高いチャート図を作成することもできるのです。

また会議などでboardmixを利用すれば、会議中にフローチャート図の変更や修正が必要となった場合でも、その場で参加者全員と共有することができます。リモートワークや在宅勤務が一般化した現代において、更新された情報の共有をリアルタイムで行うことのできるboardmixのホワイトボードは、まさしく時代に即したツールと言っても過言ではないでしょう。

4.3 フローチャートで使用できるテンプレートが豊富

フローチャートループのテンプレート

boardmixにはフローチャート作成ツールに必要な、豊富なテンプレートが予め用意されています。テンプレートの豊富さは、作業の効率や完成したフローチャートの出来にも直結します。システムの基本となるフローチャートをより良いものにするためにもテンプレートなどの素材は重要な要素となり得るでしょう。

boardmix以外にも無料で使用できるオンラインホワイトボードは存在しますが、無料のままだと機能の制限などが設けられている場合があり、結果的に有料でなければ専用ツールとしての実力を発揮しきれないパターンも少なくありません。boardmixはフローチャート図やテンプレートなどの素材を無料で何度でも利用できるため、アナタが思い描いているチャート図の表現が可能なのです。プロジェクトにおける基礎となり、道しるべでもあるフローチャート図作成に、大きな助けとなることでしょう。

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まとめ

そもそもフローチャートはシステム工程をわかりやすく視覚化した物であり、そのチャートが見辛くては本末転倒です。フローチャートループを活用することでチャート図はシンプルになり、その役割を十全に発揮することができるでしょう。ループ記号や条件分岐記号を使い分け、システム管理に役立てて下さい。

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