
ベン図は、業界や業種問わず、多くのユーザーに活用されています。ベン図は使い勝手がよく、効率的で効果の高い能力を発揮してくれるからです。また、作り方や使い方がとてもシンプルなので、初めて利用する方でも簡単に活用することができます。
本記事では、ベン図の活用方法と作り方を紹介します。図を共同編集できるオンラインホワイトボードを使えば、要素を動かしながらチームで共通点を確かめられます。
1. ベン図とは

ベン図は、英国の論理学者ジョン・ベンにちなんで命名され、さまざまなジャンル、ビジネスシーンで活用されている、集合図(論理図)です。
主に活用されているジャンルは以下です。
- 数学
- 統計学
- 論理学
- 言語学 etc
ベン図は集合への所属の組み合わせを領域で表します。2集合なら「Aだけ」「Bだけ」「両方」「どちらでもない」の4領域です。何を集合に含めるかを先に決めると、共通点と相違点を整理しやすくなります。
2. ベン図を活用する3つのメリット

ベン図を活用することで得られる効果について解説していきます。メリットについて知ることで、ベン図の重要性をより感じることができます。以下に3つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.1 意思決定に使える
ベン図では、複数の要素を視覚的にわかりやすく図で表していきます。それぞれの要素が持つ意味を掛け合わせて、そこから新たなアイデアや問題点を見つけます。
例えば、2つの円でできたベン図を活用する場合に、AグループとBグループに分けてアイデアや問題点をブレストしていきます。2つの円を見比べると、共通するアイデアや問題点を見つけられます。ただし、両方に共通するという理由だけで、優先度が高いとは限りません。影響や緊急性などの判断基準は別に確認します。
そのため、ベン図を活用することで、これから何を優先して取り組むべきか、意思決定に使うことが可能です。
2.2 共通点・相違点を見つけられる
ベン図を活用することで、要素の見比べをおこない、それぞれのアイデアや問題点から共通点や相違点を見つけだすことが可能です。
例えば、ベン図を使って2つのコンセプトを書きだした場合、それぞれの共通点や相違点が以下の図のようにわかります。

重なり合うABの領域が共通部分となり、Aだけ・Bだけの領域が相違点を示します。円の外側には、どちらにも当てはまらない要素を置けます。このように、それぞれの要素を使って、コンセプトの共通点と相違点をみつけることが可能です。
2.3 視覚的に情報整理ができる
ベン図を活用することで、視覚的に情報を整理していくことができます。また、ベン図は、他のメンバーと共有することもできるので、作業が効率よくおこなえます。
他の部署との連携を図りたい場合や会議の場など、活用できるシーンは多くあるので、ベン図は利便性が高いです。
3. ベン図の使い方・活用方法

ベン図は、さまざまなジャンルやビジネスシーンで活用できるので、使い方や活用方法について紹介していきます。使い方や活用方法を知っておくことで、あなたをサポートしてくれる便利な働きを生みだしてくれます。ぜひ、参考にしてみてください。
3.1 ビジネスシーン
ベン図は、多くのビジネスシーンでの活用が可能です。
ゴールや目標を決めた後に、それぞれの要素にアイデアや問題点を書きだしていきます。ベン図を活用することで、多くのアイデアや問題点を発見することができ、そこから見える課題に対して、追求することができます。そのため、業界、業種を問わず多くのビジネスシーンで活用されており、戦略設計として活用することが可能です。
3.2 数学
数学では、集合の共通部分や和集合を考えるときにベン図を使います。
ビジネスで活用されているように、数学においても視覚的に数字を書きだし、起こりうる確率を導きだすために使用されています。ベン図は、現代においても活用されているので、数学での活用が重宝されているツールとなります。
3.3 統計学
ベン図は、数学と同じように、統計学としても活用されています。
事象の重なりを整理すると、人数や確率を二重に数える誤りを防ぎやすくなります。図の面積だけで確率が決まるわけではなく、各領域の数値や前提が必要です。
例えば30人のうち、サービスAの利用者が18人、Bが14人、両方が8人なら、少なくとも片方を使う人は18+14−8=24人です。Aだけは10人、Bだけは6人、どちらも使わない人は6人になります。これは数え方を示す例で、実際の調査結果ではありません。
4. ベン図の作り方

ベン図の使い方や活用方法について理解したところで、実際にどのように作成するのか、以下で解説していきます。
作成手順はとても簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。
4.1 2つの円でできたベン図
2つの要素で構成されるベン図は以下のとおりです。

まずAとBの条件を決め、2つの円を重ねます。上の利用者の例なら、左のAだけに10人、中央の両方に8人、右のBだけに6人、円の外に6人を置きます。各人を一つの領域だけで数え、合計が30人になることを確認します。
4.2 3つの円でできたベン図
3つの要素で構成されるベン図は以下のとおりです。

3つの円では、外側を含めて8つの所属の組み合わせを表します。例えばAを「設計」、Bを「実装」、Cを「テストに参加した人」とした場合、AとBだけの重なりにはテストに参加していない人を置き、3つすべてに参加した人は中央に置きます。2集合の重なりと3集合の重なりを混同しないようにします。
4.3 4集合を扱うときの注意点
次の図は4つの円を重ねた比較図です。ただし、4集合のすべての組み合わせを表す完全なベン図にはなっていません。

4集合には、どの集合にも入らない場合を含め16通りの所属があります。4つの円では、そのすべてを別の領域として表せません。上の図は特定の重なりを説明する用途に限って使い、16通りを漏れなく整理したい場合は楕円などを使った4集合のベン図か、所属の有無を並べる表を選びます。
5. ベン図作成に役立つ無料ツール
ベン図の作り方や使い方を理解したところで、無料ツールを使って実際に作成してみると良いです。ツールを使って作成することで、ベン図の作り方や使い方をより理解しやすくなります。以下に紹介する無料ツールで、ぜひベン図を作成してみてください。
5.1 boardmix

boardmixは、図形やテキストでベン図を作成し、チームと共有できるオンラインホワイトボードです。用意されている多彩なテンプレートやアイコンを活用すれば、効率的にベン図を作成することが可能です。特徴は以下になります。
- 無料でスタートできる
- 共有化・共同作業が可能
- Web上で完結する
- チュートリアル解説付き
boardmixでは、Web上で他のメンバーと共有することができ、さらには共同編集を可能としています。同じ図を見ながら、各要素をどの領域に置くか相談できます。
5.2 boardmixの機能性
boardmixは、多くのユーザーにツールを活用してもらえるように、無料で多くの機能性を提供し、ビジネスをサポートしています。機能性は以下のとおりです。
- 多彩なテンプレートを用意
- 多彩なアイコンを用意
- 各種ファイルにエクスポートが可能
- 図形やテキストを組み合わせて編集できる
boardmixは、一から図を作成する手間を省くため、テンプレートやアイコンを準備しています。2集合の例なら円を2つ置き、重なりが見えるように配置して、集合名と要素を記入します。人数を比較する場合は合計を本文や表でも残し、円の大きさだけで数量を伝えないようにします。無料プランの上限は料金プランで確認できます。
6. まとめ
ベン図の活用方法や作り方、使い方について解説していきました。ベン図を活用することで、新たなアイデアや問題点を視覚的に発見することが可能となります。
人数を数える場合は共通部分を二重に加えず、全体のうちどちらにも当てはまらない人も区別します。条件の数が増えたときは、円を増やすだけでなく、必要な組み合わせを表せる形式を選びましょう。
比較する条件を変更したときは、要素の位置も見直します。boardmixの共有ボードには集合の条件を書き添えておくと、後から見た人も分類の理由を理解できます。