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あおい
あおい

投稿日 2026年10月14日, 更新日 2026年10月14日

RAIDログは、リスク、前提、課題、依存関係を分けて管理する記録です。共同編集できるオンラインホワイトボードにまとめると、何が変わったか、誰が次の対応を進めるか、いつ再確認するかを同じ画面で確認できます。

発生可能性と影響の大きさを評価するときはリスクマトリクスガイドを参照し、RAIDボードではその評価と、前提の検証や他チームとの受け渡しを結び付けます。まだ確認していない前提と、すでに起きた問題は分けて記録しましょう。

オンラインホワイトボードにリスク、前提、課題、依存関係を整理するチーム

4つの登録区分を定義する

リスクは将来起こる可能性のある出来事、前提は計画を立てる際に正しいと仮定している条件、課題はすでに発生している問題、依存関係は作業を進めるために必要な他の作業や条件です。新しい事実が分かれば、区分を見直します。

RAIDの区分
区分例最初に確認すること
リスクセキュリティ審査が遅れ、候補版の公開に間に合わない可能性がある。発生可能性や影響を減らす対応は何か。
前提現在の出力形式で試用時の業務に対応できると考えている。どのサンプルを誰に確認してもらうか。
課題2つのテストアカウントで新しいボードにアクセスできない。誰が修正を調整し、何をもって解決とするか。
依存関係別チームからAPI仕様を受け取る必要がある。何を、誰から、いつまでに受け取るか。

カードの形式をそろえる

各カードにはID、短い説明、根拠、担当者、状態、次の対応、再確認日を記録します。担当者は次の対応を調整する人です。すべての作業を一人で解決するという意味ではありません。

ここからは、5社に試用してもらうレポートポータルの架空の例を使います。「出力ができない」では範囲が分かりません。「試用にはCSVが必要だが、出力ファイルに列名が含まれない」と書けば、確認するファイルと修正内容を特定できます。

課題I2の記入例
項目記録する内容
IDと説明I2:出力したCSVに列名がない。
根拠テストで取得したCSVのサンプルと、期待する列名を記した仕様。
担当者プリヤが出力修正を調整する。
現在の状態未解決。修正後のサンプルはまだ確認していない。
次の対応列名を含むCSVを出力し、基盤チームのスキーマと照合する。
再確認修正サンプルを受け取った時点で確認する。顧客への提供前に、担当者と具体的な期限を決める。

計画とつなげる

影響するマイルストーンや決定の近くにカードを置き、直接関係するものだけを線で結びます。線には「この仕様を使って検証する」などの短い説明を付けると、別の担当者にも関係が伝わります。

図のA1は「CSVで試用時の業務に対応できる」という前提です。I2で列名の欠落が分かっても、CSVという形式そのものが不適切だと決まったわけではありません。A1を「検証中」とし、I2の修正後に顧客へサンプルを確認してもらいます。D2は基盤チームからのスキーマ受領で、ファイルが届いただけでは完了にせず、サンプルと照合して受け入れます。

レポートポータルの審査遅延リスク、CSVの前提A1、列名欠落の課題I2、スキーマ受領の依存関係D2を整理したBoardmixのボード
A1・I2・D2を関連付けると、前提の検証に必要な修正と受け渡しが分かります。

審査が5月18日に間に合わない可能性は、まだ発生していないリスクとして残します。先に審査枠を確保し、日程が確定したかを確認します。実際に期限を過ぎた場合は、元のリスクIDを残したまま、発生した遅延とその影響を課題として記録してください。

RAIDレビューで次の対応を決める

  1. 今回の成果とレビュー対象期間を確認する。
  2. 新しい課題から確認し、すぐに調整が必要なものを選ぶ。
  3. 受け渡し期限が近い、または過ぎている依存関係を確認する。
  4. 前提を裏付ける、あるいは否定する新しい根拠を確認する。
  5. 各リスクの対応と、次に確認する条件を決める。
  6. 担当者、再確認日、未決事項を読み合わせる。

この例の次回レビューでは、I2の修正サンプル、D2の照合結果、A1に対する顧客の確認結果を見ます。修正作業を終えたという報告だけで、3件すべてを完了にしないことが大切です。

Boardmixでは、付箋やテキストに現在の記録を置き、図形と接続線で関係を示せます。カードへの質問はコメントに残し、確認できた結果をカード本文へ反映します。状態や対応方針はチームが判断して記録します。

レビューの間も使える状態にする

解決済みのカードは、根拠と理由を残してアーカイブします。同じ項目が繰り返し残るなら、「確認する」だけの対応を、確認する資料・担当者・期限まで具体化してください。前提が否定された場合も元のIDとのつながりを残すと、計画を変えた理由を追えます。

Boardmixのボードを開き、4つの区分とカードの項目を配置して、まず1件ずつ記入してみましょう。区分の定義をボード上に残しておけば、新しく参加した人も同じ基準で追加できます。

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