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あおい
あおい

投稿日 2026年10月14日, 更新日 2026年10月14日

リリース準備ボードは、候補版を公開できるかどうかを、確認結果に基づいて判断するためのボードです。チームで共有するオンラインホワイトボードに、確認済みの項目、残っている問題、対応担当者、公開を見送る条件をまとめます。

リスクの発生可能性と影響の大きさはリスクマトリクスガイドを参考に評価し、必要な対応を準備ボードへ移します。セキュリティ、アクセシビリティ、運用などの担当者による確認結果も、判断材料として記録してください。

確認結果とリスクを整理し、公開可否を判断するリリース準備ボード

リリースの範囲を決める

候補版の名前、対象ユーザー、確認日、含める機能と対象外の機能を上部に書きます。「この条件で次の環境へ進めるか」という問いを置くと、レビューの途中で新しい要求が混ざるのを防げます。

図は予約サービスの架空の例です。候補版はRC3、対象は招待する顧客20社、確認する操作は予約の作成とキャンセルです。決済と一般ユーザーの新規登録は含めません。したがって、今回の判断はこの限定された試用範囲に対するもので、サービス全体の一般公開を承認するものではありません。

確認項目と結果を分野ごとに整理する

プロダクトの動作、コンテンツ・デザイン、品質、運用、告知など、確認に関わる分野ごとに場所を分けます。各カードには確認内容、根拠、状態、担当者、判断への影響を記録します。「確認済み」という表示だけでなく、どの候補版を何で確認したかが分かるようにします。

リリース準備カードの項目
項目記入例
確認内容予約をキャンセルした後、同じ時間枠を再び予約できるか。
根拠RC3のテスト記録と、未解決の不具合B-17へのリンク。
状態対応が必要。修正版での再テストは未実施。
担当者品質担当者が再テストを調整する。修正作業の担当者も別途記録する。
判断への影響対象操作に影響するためRC3の公開を見送る。

ほかのカードにも「未確認」「対応が必要」「判断できる材料がそろった」などの状態を付けます。担当欄が空なら、誰が次の確認を進めるか決めてから会議を終えましょう。

未解決事項と復旧手順を記録する

残っている問題は、影響する確認項目の隣に置きます。重大度の色だけでなく、起こり得る影響と対応を書いてください。公開を停止する条件、停止を判断できる人、復旧手順の文書へのリンクも記録します。

復旧手順をまだ試していない場合は「未検証」とし、検証する担当者と日時を決めます。以前の版を保管しているだけでは、データも含めて元の状態に戻せることを確認したことにはなりません。

予約サービスRC3の対象範囲、不具合B-17と未検証の復旧手順、RC4での再確認を並べたBoardmixのボード
RC3は公開見送り。キャンセル後の予約枠の問題と復旧手順を確認してから、RC4を改めて判断します。

この例では12シナリオを確認していますが、B-17でキャンセル後も予約枠が空かないことが分かりました。予約の作成とキャンセルは今回の対象操作なので、件数が多くても、この不具合を未解決のまま公開する根拠にはなりません。さらに復旧手順のリハーサルも必要なため、顧客への招待を保留します。

公開するか、見送るかを決める

  1. 候補版、対象ユーザー、対象操作と対象外の範囲を確認する。
  2. 未確認の項目と、結果の解釈が分かれている項目から確認する。
  3. 残る問題について、対応・範囲・判断を変える必要があるか話し合う。
  4. 公開する、見送る、範囲を縮小して再検討する、のいずれかを決める。
  5. 判断者、判断日、理由、再判断に必要な確認結果を残す。

RC4では、B-17を修正したという報告に加えて、キャンセル後の時間枠を再予約できることと、既存の予約作成に影響がないことを再確認します。復旧手順のリハーサル結果もそろえ、リリース責任者が同じ試用範囲で公開可否を判断します。候補版の番号が変わっただけで、RC3の保留が自動的に解除されるわけではありません。

Boardmixの付箋や図形に確認項目を置き、コメントには追加確認の質問を残せます。最終判断は本文の記録としてまとめ、誰が決定したかを明記してください。

後から見直せる記録を残す

会議後も、対象範囲、確認結果、判断を一緒に保管します。解決済みの項目は根拠を消さずにアーカイブし、RC4で再確認する項目をRC3の記録に関連付けます。後から読む人が、どの候補版に対する判断かを取り違えないようにしてください。

Boardmixのボードを開き、最初に候補版と対象範囲を記入しましょう。そこへ確認カードを追加し、未確認の項目から担当者を割り当てると、次のレビューまでにそろえる材料が明確になります。

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