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あおい
あおい

投稿日 2026年10月14日, 更新日 2026年10月14日

リモートのユーザビリティテスト用ボードは、進行役がタスクを提示し、調査チームが観察結果と解釈を分けて記録するために使います。参加者の行動、発言、そのときの状況を残しておけば、次に何を確かめるべきかを検討できます。

Boardmixのユーザーインタビューテンプレートは、セッションの目的や参加者の状況を整理する出発点になります。操作を観察するテストでは、質問項目だけでなく、タスク、開始状態、終了条件、観察記録の欄を追加してください。

オンラインホワイトボードにリモートユーザビリティテストのタスクと観察記録を整理するチーム

セッションの問いを決める

「初めての利用者は、操作方法のヒントなしで共有操作を見つけ、必要な権限を選べるか」のように、何を確かめるかを先に書きます。参加者には目的を伝えるタスク文が必要です。ヒントを出さないことは、何も説明せずに操作してもらうことではありません。

対象となる操作、参加者の経験、使う端末、今回扱わない範囲も決めます。以下は、同僚のアレックスに計画を確認してもらう共有タスクの架空の例です。実在する顧客情報や連絡先は使わず、調査用アカウントとテスト用の宛先を準備します。

タスクカードを準備する

中立的な指示、開始状態、終了条件を用意します。「共有ボタンを押してコメント権限を選んでください」と手順を教えるのではなく、参加者が達成したい目的を伝えます。

タスクカードの項目
項目記入例
参加者に伝えるタスクアレックスにこの計画を確認して意見を残してもらいます。ただし、計画そのものは変更できないようにしてください。どのようにするか見せてください。
開始状態ボードが1つあり、共同編集者はまだいない新規プロジェクト。調査用の宛先を渡す。
観察すること見る場所、立ち止まる操作、権限の選び方、助けを求める場面。
追加の質問この操作をすると、相手は何ができると思いましたか。
終了条件共有操作を終えた、参加者が中止を選んだ、または事前に決めた時間に達した時点で止め、理由を記録する。

進行役用の補助質問、期待する操作、未完了と判断する条件は、参加者向けのタスク文と分けます。参加者には必要なタスクだけを提示し、調査チームの記録はアクセス権を別に設定した別ボードで管理してください。同じキャンバスの別の場所に置くだけでは、非公開にはなりません。

観察と解釈を分ける

「右上のメニューを2回開いた」は観察、「ナビゲーションが分かりにくい」は解釈です。参加者ID、タスク、時刻とともに別々に記録します。進行役がヒントを出した場合や、接続が途切れた場合も残すと、操作の問題とセッションの問題を区別できます。

参加者向けの共有タスクと、P03の01:10の発言、権限に関する仮説、次のテスト案を整理したBoardmixのボード
タスクと調査記録の整理例です。実際の調査では、参加者向けの内容と非公開の記録を、アクセス権の異なる別ボードに分けます。

例のP03は開始から01:10に「このリンクで編集できますか?」と尋ねています。これはそのまま残す発言記録です。「コメント権限と編集権限の違いが分かりにくい」は、そこから考えた仮説です。発言だけで誤った権限を選んだと決めず、実際に選んだ項目と、その理由も確認します。

ほかの参加者が迷わず操作できた記録も残してください。参加者の経験、開始画面、提示した文言が違う場合は、同じ条件で起きたこととしてまとめないようにします。

操作を誘導せずに進行する

  1. セッションの目的、記録方法、録画の有無、情報の扱いを説明する。
  2. タスク文を提示し、内容を理解したか確認してから操作してもらう。
  3. 行動と発言を記録し、すぐに正しい操作を教えない。
  4. 追加質問が必要な場合は、参加者ごとにできるだけ同じ聞き方をする。
  5. ヒント、中断、技術的な問題、終了した理由を記録する。
  6. 何が不明だったか、操作後に何が起きると思ったかを聞いて終える。

調査チーム用のBoardmixボードでは、付箋を観察記録、コメントを観察者からの質問に使い分けられます。録画や個人情報の保管先を決め、必要な人だけがアクセスできる状態で共有します。

観察結果を次のテストにつなげる

P03の例なら、次のプロトタイプに権限の説明を追加し、同じ目的のタスクを使って、参加者が相手に許可する操作を説明できるか確かめます。テスト中に答えを教えて成功させるのではなく、画面の説明を変更した版で観察します。同じ参加者が再度試す場合は、前回の経験が影響することも記録してください。

Boardmixのボードを開き、参加者用のタスクと、調査チーム用の観察記録をそれぞれ準備しましょう。次のセッションでは「何となく分かりにくかった」から一歩進めて、どの説明が、どの判断を助けたかを確かめられます。

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